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Somewhere in Time
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今回はあくまで実験。残念ながら実用向けではない。
どうしても3Dっぽい光の軌跡を作りたくてがんばってみました。

動いているオブジェクトにエコーエフェクトで残像を発生させて、
立体的な画像を作ることはできる。
ただし、カメラは固定しなければ残像のパースが狂ってしまう。

なので、カメラ位置を少しずつ動かして、
その都度オブジェクトをエコー付きで動かすと立体的な残像ができあがるはず。

ここまでは理屈でわかるのだが…
光が伸びているように見えるには、カメラ位置にリンクした残像が必要。
それぞれのカメラ位置に対して、どの瞬間の残像が適切か。
!!!ああ、めんどくさい!!!

これらをすべてエクスプレッションを使ってコントロールしてみた。
最初はそれでも膨大なレイヤーを制御する必要があったが
(5秒で---150フレームの動き×150のカメラ位置=22500レイヤー!!!)

最終的には基本1レイヤーで済むようにできました、ふう。

そうそう、なぜこれが実用向きでないのか?
…時間がかかるんですよ、レンダリングに。

150枚で、30時間30分…(;;)

まず注意事項
◎プロジェクトはタイムコードではなくフレーム数表示に
---エクスプレッションでの計算結果をタイムリマップに反映させるとき、
数値が大きいと正確なタイムコードにならない
(フレームをタイムコードに変換させる数式もあるがチェックが面倒)
◎同様の理由で、フレームレートは30fpsにしておく

コンポは4つ。
・base:オブジェの動きとカメラの動きを作る
・timeline:baseのカメラ位置ごとにオブジェのモーションを繰り返す
(5秒なら、150フレームのモーションを150個のカメラ位置で撮影する)
・echo:timelineにエコーエフェクトをかける
・assemble:echoからカメラ位置に対応したフレームを150個抜きだす

base
※オブジェは「バスに沿って回転」を有効にする。
このとき、1フレーム目と最終フレームは前後の動きがないと
不自然な角度になるので、最初のキーフレームは-1フレームに
最終フレームはエクスプレッションでloopoutさせて、最終フレーム+1で透明度を0に

streak_1base.png










timeline
※カメラ位置は150フレームごとに1ステップづつずれてゆく
※オブジェは150フレームのモーションを150回繰り返す
streak_2timeline.png





















echo
※最終的に使用するフレームのときだけエコーを発生させる
※1フレームをいくつのエコーで補完するのかを調整できるようにした
(50〜100でいい感じになるみたい)
streak_3echo.png














assemble
※必要な150個のフレームを抜き出すstreak_4assemble.png




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